2024年度 入社式開催
2024年4月1日(月)、2024年度新入社員入社式をホテルアソシア静岡にて開催し、新たなに新入社員11名が当社の仲間となりました。

<代表取締役社長 佐藤 滋美の挨拶>
入社おめでとうございます。心より歓迎いたします。
皆さんは、本日から鈴与システムテクノロジーの一員です。
と同時に、鈴与グループ140社 1万人の一員となりました。
鈴与システムテクノロジーとして、鈴与グループとして、誇りをもち、仕事に挑んでください。
毎年、この入社式の壇上に立つのを楽しみにしています。
新入社員の希望に満ちた、そしてきらきらした眼差しを見るたびに、この1年も頑張っていこうと奮い立たせてくれるからです。
今年もまたここに立ち、今非常に、気持ちが高揚しています。
そして、ここにいるみなさんの当社を選んでくれた決断を決して後悔させないよう全力で経営にあたると決意を新たにいたしました。
さて、皆さんは、入学から3年間、パンデミックと対峙してきました。本来なら、自由な時間を謳歌し、勉学やスポーツを通して、多感な感性を経験する期間だったに違いありません。
同様に私ども企業活動においても、国内外出張禁止、会食やイベントの自粛などこれまで経験のない行動制限を課せられました。
国の政策の出口が見えず、多くの人が怖れからくる不安や不満を募らせました。
ただ、この3年間を乗り越えて、わかったことは、
・これからこのようなリスクはいくらでも起きうるということ
・それは案外なんとかなるということ
・そして困ったときは、人を頼っていいんだよということ
私たちは、パンデミックの経験を通して、楽観的に悲観すること、すなわち
「リスクを正しく怖れ、楽観的に対処する」ことを学んだのだと思います。
鈴与グループは、1801年の創業ですから、今年で223年。現在のグループ代表である創業家8代目鈴木与平の言葉を聞いてください。
「200年以上続いている鈴与の歴史は、その長さや歴史的事実を体験したことに意味があるのではなく、そのなかで何を成してきたかに意味がある」と言っています
「何を成してきたか」
ちょうどパンデミックによる行動制限が始まった時期から、社員と経営者と一体となって、働き方について議論を続けてきました。
育児世代にとっての働きやすい仕組みとは
いつでもどこでも仕事ができる環境とは
やりがいとは
公私ともにやりがいを感じてはじめて充実感を味わえる
ひとは、気持ちが充足しているからこそ、他者のために何かができる
心理的に安定していることが、企業活動の好循環をもたらす
そういう想いを込めて、「働きやすさ、県内ナンバーワンのIT会社を実現する」と宣言しました。
これからは皆さんも加わり、ともに「ナンバーワン」を実現していきましょう。
皆さんは必ずしも全員がITの即戦力ではありません。
しかし、基礎能力、コミュニケーション力を有しているから選ばれた人材です。
ご自身の能力を信じてください。
啄木がうたった
友が皆、われよりえらくみゆる日よ、花を買いきて妻としたしむ
人と比べて落ち込むことがあるかもしれないが、
そのときは、今日話したとおり、楽観的に悲観し、気分転換し、自身の能力を信じて取り組んでください。
いよいよ社会人としての人生が始まります。
みなさんが、いきいきと、わくわくと、そして楽しく仕事をしていることをイメージしています。
みなさんの活躍を大いに期待し、入社式にあたり、お祝いの言葉とします。
本日は、誠におめでとうございます。
鈴与システムテクノロジー株式会社
代表取締役社長
佐藤滋美